
院長:松苗お気軽にご相談ください!


洗濯物を干そうとして腕を上げた途中、肩の奥がずきんと痛んでそのまま手が止まってしまう。そんな経験がある方は少なくありません。夜、寝返りを打った拍子に痛みで目が覚め、朝になってもだるさが抜けないという声もよく聞きます。ドラッグストアの棚でロイヒを手に取り、貼ってみようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。特に利き手側の肩に症状が出ると、着替えや家事のたびに不便を感じやすくなります。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩でロイヒを使うときに確認しておきたいこと、自宅で試してよい範囲、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。日常の中で気づきやすいところから、順を追ってお伝えしていきます。




まず状態を確認しましょう
家事や着替えの中で、腕を上げる途中に肩が引っかかるような痛みを感じる、という相談は珍しくありません。
特に真上や後ろに腕を回す動作で痛みが強く出やすく、洗濯物を干す、髪をまとめる、上着を脱ぎ着するといった何気ない場面で気づく方が多いようです。片方の肩だけに違和感が出るケースがほとんどで、動かす角度によって痛みの出方が変わってくるのも五十肩らしい特徴のひとつといえます。腕を下ろした状態では気づきにくいため、見過ごされがちな点でもあります。
ロイヒのような市販の湿布を使う前に、まず肩の状態そのものを見ておくと、湿布の選び方に迷いにくくなります。
特に次の項目は、貼る前に自分でも確認しておきたいポイントです。
じっとしていても痛むか、動かしたときだけ痛むかによって対応が変わってきます
肩を触ったときに熱っぽさや腫れを感じるかどうかも大切な手がかりになります
夜、痛みで目が覚めることが続いているかどうかも確認しておきたいところです
これらの状態によって、温感タイプが向くのか、それとも冷感タイプのほうが合うのかが変わってきます。熱感や腫れが強いときは温感湿布を避けたほうがよいでしょう。皮膚の炎症をかえって刺激してしまうことがあるためです。
ひとくちに湿布といっても、温感タイプとつぼ膏タイプでは向いている場面がずいぶん違います。
貼るとポカポカ感じる温感タイプの湿布は、慢性的なこわばりや動かしにくさが続く時期に向いています。血行を促す方向で使われることが多いタイプです。
一方で、強い炎症や熱感が残っている段階でこのタイプを使うと、痛みをかえって強く感じてしまう場合もあるので注意が必要です。
ロイヒつぼ膏のように狭い範囲へピンポイントで貼れるタイプは、痛みの場所がはっきりしている場合に使いやすいという特徴があります。
ただ五十肩は肩関節まわりの広い範囲に炎症が及ぶこともあるため、つぼ膏だけでは範囲をカバーしきれないケースも珍しくありません。全体を覆いたいときは通常サイズの湿布と使い分けるのもひとつの方法です。
五十肩の中でも、夜間の痛みは特につらいと感じる方が多いようです。
寝返りを打った瞬間や、痛む側を下にして眠ってしまったときに、ずきずきとした痛みで目が覚めることがあります。市販の湿布を貼って様子を見る方も多いのですが、この痛みが続く場合は湿布だけで抑えきれないことも少なくありません。
数々のご相談の中でも多いのが、この夜間痛がきっかけで来院を考え始めたというケースです。眠れない日が続くこと自体が、体にとって大きな負担になっています。日中の家事や仕事にも影響が出てくると、放っておきにくくなるようです。
痛みをかばって腕をあまり動かさない状態が続くと、肩関節の周りが少しずつ硬くなっていきます。
動かさないことでさらに動きにくくなり、痛みも長引くという悪循環に入ってしまうことがあります。年齢による変化に加え、普段の姿勢や肩の使い方も背景として関わっていることが少なくありません。デスクワークで肩が前に入った姿勢が続く方にも、似た傾向が見られます。こうした背景に気づかないまま放置すると、可動域が戻るまでに時間がかかることもあります。
五十肩と付き合っていくうえでは、自宅でできることと、無理に動かさないほうがよい状態を分けて考えることが大切です。
痛みが強くない範囲で、腕をゆっくり動かす、蒸しタオルで肩を温めるといったケアから始めてみてください。
市販の貼り薬を併用しながら、痛みのない角度で少しずつ動かす習慣をつけていくとよいでしょう。動かさなすぎても、無理に動かしすぎても、どちらもあまりよくありません。
強い熱感や腫れがある、じっとしていてもずきずき痛むといった状態のときは、無理に動かさないほうが安心です。
このような状態が続く場合は、自己判断でセルフケアを続けるのではなく、医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。早い段階で状態を共有しておくことで、その後の見通しも立てやすくなります。
貼るタイプの貼り薬のほかにも、塗るタイプや飲むタイプの市販薬があり、状態によって向き不向きがあります。
それぞれの特徴をざっくりまとめると、次のような違いがあります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 貼るタイプ | 患部に直接貼れて手軽だが範囲が限られる |
| 塗るタイプ | 広い範囲に塗り広げやすく液体やゲル状が多い |
| 飲むタイプ | 体の内側から作用するぶん体質に合うか注意が必要 |
どのタイプも痛みを一時的に和らげるためのものであり、五十肩そのものの根っこにある動きにくさまでは変えてくれません。使いながら、体の状態も並行して見ていく意識が役立ちます。気になる症状があれば、薬局で相談してから選ぶと安心です。
ロイヒのような貼り薬は、痛みを一時的に和らげる助けにはなりますが、それだけで改善を目指すのは難しい場合もあります。
次のような状態が続くときは、一度立ち止まって確認しておきたいところです。
複数あてはまる場合は自己判断だけで様子を見続けないほうがよいでしょう。肩の使い方や歩き方まで含めて確認したい場面ともいえますね。
五十肩は、痛みの強さや時期によって、湿布の選び方も自宅でできることの範囲も変わってきます。ロイヒのような市販の貼り薬は、あくまで一時的に痛みを和らげる手段のひとつとして考えておくとよいでしょう。自分の状態に合わない使い方を続けると、かえって回復が遠のいてしまうこともあります。
まずは今日、肩を動かしたときにどこがどう痛むか、夜どのくらい痛みが続くかを、自分の言葉で確認することから始めてみてください。
湿布の使い方だけでなく、肩の使い方や普段の姿勢まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

