
院長:松苗お気軽にご相談ください!


久しぶりに子どもとキャッチボールをした翌日、投げるたびに肩の同じ場所がズキッと痛むようになった、という声を聞くことがあります。休んでもなかなか良くならず、次の練習に付き合っていいのか、それとも一度休ませたほうがいいのか迷う方も少なくないのではないでしょうか。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩ではないかと感じたときに、家で確認できること、無理に投げないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお伝えします。
先に全体像を知りたい方は、五十肩の症状ページもあわせてご確認ください。ここでは、投球やキャッチボールの場面から具体的に確認しやすいポイントを順番にお話ししていきます。




無理せず今の状態から考えましょう
先週末、久しぶりに全力で投げたという方は少なくないはずです。
投げ終わりや振りかぶる瞬間に痛みが強く出る場合、肩の使い方が急に変わったことが関係しているかもしれません。学生時代の感覚のまま腕を振ってしまうと、肩関節への負担は思った以上に大きくなるものです。体つきや柔軟性は年齢とともに少しずつ変わっているものだからです。
一度きりの痛みなら様子を見てもよいのですが、次にボールを投げたときも同じ場所が痛むようであれば、単なる筋肉痛とは違う可能性も考えておいたほうがよいでしょう。痛みの出方を覚えておくと、あとで状態を伝えるときにも役立ちます。
肩に違和感があっても、次の練習までにと投げ続けてしまう方もいるのではないでしょうか。周りに気を遣って言い出しにくいという事情もあるかもしれません。
痛みをかばいながら投げるフォームが続くと、肩だけでなく肘や腰にまで負担が広がってしまうことがあります。無理をせず、いったん投球を止めて状態を確認する時間を作っておきたいところです。
痛みを我慢して投げ続けた結果、フォームそのものが崩れてしまうケースも見られます。気づかないうちに、肩以外の部位にまで負担が広がっていることも少なくありません。
肩の痛みというと野球肩を思い浮かべる方が多いのですが、年齢によっては別の背景も考えられます。両方の要素が混ざっていることもあります。
振りかぶる瞬間に痛むのか、投げ終わったあとにズキッとするのか。痛みの出るタイミングによって、負担がかかっている部位の見方は変わってきます。
投球のどの段階で痛みが出るのかは、ご本人の感覚だけでは判断が難しいことも多く、実際の動きを見ながら確認していく必要があります。腕の角度によって痛みが変わることもあります。
野球肩は投球を繰り返す若い世代に多いとされていますが、久しぶりに投げて肩を痛めたという相談は、四十代以降の方からも数多く寄せられます。
こうしたケースでは、肩関節そのものが硬くなっていることが背景にあり、投球動作がきっかけで痛みとして表に出てきたという見方もできます。長年動かしていなかった関節ほど、その傾向は強く出やすいものです。
実は、投げ方に大きな問題がなくても、肩の可動域が狭くなっているだけで痛みにつながることがあります。学生時代と体の状態が変わっていることを、まず前提として考えておきたいところです。
はっきり線を引くのは難しいのですが、次のような傾向の違いがあります。
投球を繰り返す年代に多く、投げ方の癖や使いすぎが関係しやすい
中高年に多く、肩関節そのものの硬さや動きの制限が関係しやすい
どちらか一方だけに当てはまるとは限らず、両方の要素が重なっているケースもあるため、決めつけずに見ていくことが大切です。
普段の仕事の姿勢も、投球時の痛みと無関係ではありません。
長時間のデスクワークで肩甲骨の動きが硬くなっていると、腕を大きく振りかぶる動作を肩関節だけで補おうとしてしまいます。猫背気味の姿勢が続いている方ほど、投球時に肩へ負担が集中しやすい傾向が見られます。
個人的には、投球フォームだけでなく、座り方や普段の腕の使い方まで含めて確認すると、痛みの背景が見えてくることが多いように感じています。デスクワークと投球は無関係のようで、実はつながっていることが多いのです。
自宅でできることには、いくつか優先順位があります。無理にすべてを一度にやろうとしなくても構いません。
まずは投球やキャッチボールを一時的に控え、肩を安静に保つことから始めてみてください。腕が急に上がらなくなった状態は、思わぬ負担がかかっている可能性があるため、自己判断で動かし続けないほうがよいでしょう。
五十肩がからんでいる場合、痛みを抱えたまま練習を続けると悪化につながりやすいため、症状が落ち着くまで投球そのものをいったん休むという判断も必要になってきます。
これらはあくまで応急的な対応です。痛みが長引く場合は、自宅でのケアだけで抱え込まないようにしましょう。少しずつでも状態の変化を見ておくと安心です。
自宅でのケアを続けても変化が見られない場合、次に考えたいことがあります。
夜になると痛みで目が覚める、腕を上げると引っかかるような感覚がある。こうした場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。強い夜間痛が続くケースでは、腱板の損傷など、医療機関での検査が必要になることもあります。
違和感の程度以上に、日常生活の中でどれくらい支障が出ているかも、状態を判断するうえで大切な手がかりになります。着替えや洗髪のしにくさも一つの目安です。
整体ルームみころ・浦和本院では、投球時の痛みに対していくつかの視点から状態を確認しています。
肩関節そのものの動きに加え、肩甲骨や体幹がどこまで一緒に動いているかを確認します。可動域が制限されていると、投球動作のどこかに無理な力がかかりやすくなるためです。
投げるときの痛みだけでなく、日常での腕の上げ下げの様子も含めて確認していきます。肩を支えるインナーマッスル、いわゆるローテーターカフの状態まで、あわせて見ていくことが多いです。
デスクワークの姿勢や普段の歩き方など、投球以外の生活習慣も肩の状態に影響していることがあります。
投球フォームだけを見直しても痛みが繰り返されるケースは珍しくありません。生活全体の負担を確認しながら、繰り返しにくい状態を目指していくことが大切です。投げ方の癖だけでなく、体全体の使い方まで含めて見ていくことが、繰り返しにくい状態につながります。
投球時の肩の痛みは、野球肩だけでなく、四十代以降では五十肩による関節の硬さが関係していることもあります。痛みが出る場面や動きの特徴を確認することが、状態を見極める手がかりになります。
今日からできることとして、投球を一時的に控えて肩の動きを確かめ、腕がどこまで上がるかをチェックしてみてください。痛みが落ち着いてきたら、肩を支えるインナーマッスルを少しずつ鍛えていくことも、再発をやわらげる助けにつながります。
投げ方だけでなく、日常の姿勢や体の使い方まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。