
院長:松苗お気軽にご相談ください!


洗濯物を干すときや、高い棚の食器を取ろうとしたときに、肩にズキッとした痛みが走ることはありませんか。掃除や炊事、洗い物など毎日の家事を休むわけにはいかず、痛みをかばいながら過ごしている方も少なくないと思います。一日のうちに何度も同じ動作を繰り返すからこそ、痛みがなかなか引かないと感じる方も多いのではないでしょうか。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩で家事がつらいときに家でできる工夫と、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日々の家事の場面ごとに、確認しやすいポイントから順にお伝えしていきます。




まず状態を確認しましょう
洗濯物を高い位置に干すとき、腕を伸ばして何度も同じ動きを繰り返す動作は、肩にとって思いのほか負担になりやすいものです。特に物干し竿が高い位置にあるご家庭では、腕を上げ続ける時間そのものが長くなってしまいます。
特に濡れて重くなったシャツやタオルを持ち上げながら腕を上げる動作では、肩の関節に強い力がかかります。物干しの位置を少し低くするだけでも、負担がやわらぐことがあります。
洗濯かごを持ち上げる動作も、片方の肩に重さが集中しやすい動きのひとつです。両手で抱えるように持てば、負担を分散しやすくなりますし、腰への負担も抑えられます。かごを小分けにして回数を増やすという工夫もできます。
食器棚の上段に手を伸ばすとき、痛い方の肩をかばって体をひねっていることはないでしょうか。無意識のうちに背伸びをしてしまう方も多いようです。
かばう動作が続くと、反対側の肩や腰に負担が移り、痛みの範囲がじわじわと広がってしまうケースもあります。踏み台を使い、腕を上げずに取れる高さに調整するだけでも、体への負担は大きく変わってきます。
よく使う食器を下段や手前に移しておくだけでも、腕を伸ばす回数を減らすことができます。小さな配置の工夫が、日々の負担を確実に減らしてくれます。
実は、じっとしているときはさほど痛みを感じないのに、家事の動作になると急に響くという方は多くいらっしゃいます。
これは、腕を上げたり同じ動きを繰り返したりすることで、炎症を起こした関節の周囲に負荷が集中しやすいためです。普段より重い物を持つ動作が、痛みを強く感じるきっかけになることも珍しくありません。
また、痛い方をかばって反対の腕や体全体をひねる癖がつくと、肩だけでなく背中や腰にまで負担が広がってしまう場合もあります。動作のひとつひとつが、思っている以上に肩へ伝わっているのです。同じ姿勢を続ける仕事や趣味がある方は、より負担が重なりやすい傾向もあります。
五十肩という言葉から、年齢や自然に治るものというイメージを持たれる方も多いのですが、実際にはいくつかの誤解があります。名前だけで判断してしまうと、対応が遅れてしまうこともあります。
四十代や六十代でも同じ症状が起こることがあります
放置すると可動域が狭くなったまま戻りにくいことがあります
こうした誤解のまま様子を見続けると、対処が遅れて回復に時間がかかることもあるため、早めに状態を確認しておくと安心です。年齢や名前にとらわれず、今の肩の状態そのものに目を向けることが大切です。
料理や洗い物も、実は肩への負担が大きい家事のひとつです。短時間の作業でも、繰り返しの多さから疲労が蓄積しやすくなります。
フライパンを振ったり鍋を持ち上げたりする動作は、肩を支える筋肉に一気に力を入れる動きです。痛みがあるときは、無理に振らず調理器具を替えるだけでも動作が楽になることがあります。
重い鍋を持ち上げる場面では、両手で支えるように持つと、片方の肩にかかる負担を減らすことができます。取っ手の位置や鍋の重さそのものを見直すのも一つの方法です。
洗い物などの水仕事では、前かがみの姿勢で腕を内側に使う時間が長くなりやすいものです。この姿勢が続くと、肩甲骨の動きが悪くなってしまいます。
シンクの高さや立ち位置を見直すだけでも、姿勢の負担は軽減できます。椅子を使って座りながら洗うのも、無理なく続けられる方法のひとつです。
五十肩は時期によって、休ませたほうがよい状態と、少しずつ動かしたほうがよい状態に分かれます。今がどちらの時期にあたるのかを知っておくと、家事の進め方も変わってきます。
夜も眠れないほどの痛みや、じっとしていても響くような強い炎症がある時期は、冷やして安静にする時間も必要になります。
このタイミングで無理に動かすと、炎症が長引いてしまうこともあります。家事は痛みの出にくい動きだけに絞っておくとよいでしょう。周りの方に頼れる部分は、素直に頼ることも大切です。
痛みのピークを過ぎたら、痛みのない範囲で肩をゆっくり動かすことが、関節の硬さを防ぐことにつながります。
無理に大きく回す必要はなく、腕を軽く前後に振るような小さな動きから始めてみてください。少しずつ動かせる範囲を広げていくことが大切です。
家事を代わってもらえないまま無理を続けると、肩だけでなく体全体に負担が広がることがあります。誰かに頼れる環境が少ない方ほど、この傾向は強くなりがちです。
特に一人で家事をこなしている方は、痛みをかばいながら動くうちに、体の使い方そのものが崩れてしまうこともあります。
次のような負担が重なっていないか、一度確認してみてください。
こうした負担が積み重なると、かばい動作から反対側の肩や腰にも痛みが移ってしまうことがあります。早めに動作の癖を見直すことが、負担を減らす近道になります。
セルフケアを続けていても、夜になっても痛みが引かないと感じることがあります。日中は気を紛らわせられても、夜は痛みだけに意識が向いてしまうという方もいます。
夜間痛が続く、腕がほとんど上がらない、腫れや熱っぽさがあるといった状態は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。自己判断で様子を見続けず、早めに専門的な視点で確認しておくと安心です。
医療機関では、注射や消炎鎮痛剤などで炎症を抑える治療が行われることもあります。どの治療が適しているかは、状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。
五十肩による家事の痛みは、動作の工夫と時期に合わせたケアを重ねることで、負担を減らせる場合があります。
まずは洗濯物の位置や調理器具の使い方など、今日の家事から見直せるところを一つ選んでみてください。それだけでも肩への負担は変わってきますし、続けるうちに動かせる範囲も広がっていきます。焦らず、できることから少しずつ積み重ねていきましょう。
家事の動作だけでなく、体の使い方や姿勢の癖まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

