
院長:松苗お気軽にご相談ください!


洗濯物を干そうと腕を上げた途端、肩から指先にかけてじんわりしびれる。電車のつり革でも同じことが起きると、五十肩なのか別の原因なのか分からず、不安になる方もいると思います。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩と胸郭出口症候群の違い、家で気をつけたいこと、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の動作で気づきやすいポイントから順にお伝えします。


左右の違いも一緒に確認しましょう
物干し竿へ手を伸ばした瞬間、腕がびりっとしびれたり、急に重だるくなったりすることがあります。しばらく腕を下ろすと落ち着く、という方も少なくありません。
数々のご相談の中でも多いのが、肩の痛みとしびれを同じ病気だと思い込んでしまうケースです。肩が痛いから五十肩、と考えるのは自然ですが、しびれの出方によっては別の背景も考えられます。
まず確認しておきたいのは、つらさの中心が肩の痛みなのか、腕のしびれなのかという点です。ここを分けて考えるだけでも、次に取る行動が見えてきます。
五十肩は、肩関節のまわりに炎症が起こり、痛みと動かしにくさが出る状態とされています。夜中にズキズキ痛んで、寝返りのたびに目が覚める。服の着替えさえつらくなる方もいます。
時期によって、痛みが強い時期と、腕が上がりにくい時期に分かれ、数か月から長い方では年単位で続くこともあります。しびれが主な症状ではないので、しびれが目立つなら別の原因も頭に置いておきたいところです。
胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が、首の付け根から脇の下の通り道で圧迫されて起こるとされています。つり革や物干しなど、腕を上げる動作でしびれやだるさが出やすいのが特徴です。
手に力が入りにくい、腕が冷たく白っぽくなるといった変化を伴うこともあります。肩の痛みより腕のしびれが先に立つときは、別の原因も考えます。頚椎の病気や腱板断裂など、似た症状を起こす病気があるためです。
しびれの背景には、体つきや普段の姿勢が関わっているケースがあります。生まれつきの体型だけでなく、毎日の癖も影響します。
なで肩の方は鎖骨が下がりやすく、神経や血管が通る隙間が狭くなりやすいとされています。そこへ重いバッグの持ち方の癖や、デスクワークで肩が前に丸まる姿勢が重なれば、負担は少しずつ増えていくでしょう。
神経や血管が圧迫されやすい場所は、大きく三つあるとされています。
首の横の筋肉の間を、神経と血管が通ります
肩が下がると、この隙間が狭くなりやすい部分です
胸の筋肉が硬いと、腕を上げた時に圧迫されがちです
腕がしびれるので肩をすくめてかばい、首や肩の筋肉が硬くなり、通り道がさらに狭くなる。こうした悪循環に入ると、しびれが長引くこともあるようです。片側だけに出る方は、荷物を持つ側の偏りも思い返してみてください。
診察でも整体の問診でも、いつ何をした時に症状が出るかは大切な手がかりになります。思い出せる範囲で構いません。
次のような場面がないか、スマホのメモや紙に書き出してみてください。当てはまる数が多いほど、医療機関や整体院で伝える材料が増えます。
寝返りや袖を通す時の痛みが中心なら、肩関節の影響が大きいという見方もできます。腕を上げたときのしびれや力の入りにくさが中心なら、首から腕への通り道も気にしておきたいところです。
胸郭出口症候群では、押すと痛む場所が首の付け根から鎖骨の上、脇の前あたりにあることが多く、自分でも触りやすい位置です。ご自身の指で、あるいはご家族や職場の方に手伝ってもらって、軽く触れて確かめてみましょう。
その際は、痛くない側にも同じ強さで触れてください。片側だけ強く痛むのか、左右で差がないのかを比べると、状態を伝える大切な材料になります。強く押し込まず、痛みやしびれが強まるなら中止しましょう。
眠っている間に腕がしびれて、目が覚めてしまう方もいらっしゃいます。朝起きたら手が動かしにくかった、という声も耳にします。日中は平気なのに、夜だけ出る方もいます。
腕を頭の上へ上げた姿勢が続くと、肩や腕の神経や血管が引き伸ばされ、しびれやすくなることがあります。まずは枕の高さや腕の置き場所を見直し、翌朝まで残るかどうかも確かめておきましょう。
自宅で優先したいのは、症状を強く出さないことと、無理に動かさないことです。頑張って動かすより、まず負担を減らしましょう。
腕を高く上げたままの作業は、こまめに休みを入れましょう。物干しは低めの位置にして、バッグは左右交互にかけるか、リュックに替えるだけでも肩への引っ張りは変わります。
デスクワークでは、画面を目の高さに近づけ、肘を机に預けると肩が下がりにくくなります。しびれが強まる姿勢を無理に続けないことが基本。神経への負担が増えているサインかもしれません。
強く揉んだり、腕を引っ張るようなストレッチは控えておきましょう。しびれが強い時に押したり伸ばしたりすると、かえって刺激を強めかねません。
夜も痛む、腕が急に上がらなくなった、手の感覚が鈍いといった状態があるなら、自己流のケアはやめて医療機関へ相談したほうがよいでしょう。
整体へ来る前に、先に医療機関へ行ってほしい状態があります。しびれには、体の使い方だけでは説明できないものも含まれるためです。
相談する目安は、両手にしびれがある、細かい作業がしにくい、転倒などの外傷後から出た、発熱を伴うといった場合。早めに整形外科へ相談してください。
首の病気や手首の神経の圧迫など、似たしびれを起こす病気は少なくありません。医療機関では、問診や画像検査などで確認されると説明されることがあります。しびれが続くなら、様子を見すぎないことも大切です。
医療機関で大きな問題がないと言われても、腕のだるさや肩の重さが残ることがあります。そうした場合に、体の使い方から見直す相談先もあります。一人で抱え込まず、状況を話してみるのも一つの方法です。
整体は診断や医療処置の代わりではありませんが、日常の負担を減らす相談先として、肩をかばう姿勢や歩き方、体の使い方の負担を確認する視点でお力になれます。腕を上げる動作で肩が前に落ちていないか、胸まわりや背中の硬さがないかを、動きを確かめながら確認します。
ただし、しびれが強い時期や、感覚の鈍さがある時期は、強い刺激を加える施術を急がないほうがよいでしょう。状態によっては、先に医療機関での確認をおすすめすることもあります。
五十肩は肩の痛みと動かしにくさが中心で、腕を上げるとしびれる場合は胸郭出口症候群など別の背景も考えられます。似た症状の病気もあるため、自己判断は避けたいところです。しびれが続くなら、一度状態を確認しておきましょう。
今日は、どの動作でどんなしびれが出たか、どれくらいで落ち着いたか、触って痛む場所に左右差があったかを、スマホのメモに残しておきましょう。診察や相談の際に、状態を正確に伝えやすくなります。
肩だけでなく、なで肩や荷物の持ち方、腕を上げる動作の癖も含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。