
院長:松苗お気軽にご相談ください!


肩を回すたびにゴリゴリと音がして、動かすのをためらってしまう。家事や着替えの途中で音が大きくなってきたように感じ、痛みはまだ軽いものの、このまま様子を見てよいのか迷う方もいると思います。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩と肩の音の関係で迷ったときに、家で確認できることと、無理に触らないほうがよい状態についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




無理に動かさずにまずは確認しましょう
髪を洗うときや洗濯物を干すとき、腕を大きく動かした瞬間にゴリゴリという音がして、思わず手を止めてしまうことはないでしょうか。人前で腕を上げるのをためらうようになった方や、家族に音を指摘されて初めて気づいたという方もいるかもしれません。
痛みがなければそのままにしてしまう方も多いのですが、以前より音が大きくなってきた、鳴る頻度が増えてきたと感じるなら、肩の中で少しずつ状態が変わってきているという見方もできます。数々のご相談の中でも多いのが、この音の変化に気づいてから相談を考えるまでに時間がかかってしまうケースです。
音の変化は本人にしかわからない感覚のため、周りに伝わりにくいという難しさもあります。
痛みがはっきりしないうちは、音だけなら大丈夫だろうと考えて、そのまま様子を見てしまう方が少なくありません。忙しい毎日の中で、肩のことをつい後回しにしてしまうのも無理はないと思います。ただ、後回しにする期間が長くなるほど、肩の状態は変わりやすくなっていきます。
音そのものは特別珍しいものではなく、多くは関節液の気泡や筋肉の硬さによるものです。ただ、腕を上げる角度が以前より狭くなっている、動かすたびに引っかかる感じがあるといった変化が一緒にあるなら、様子を見続けるのは避けたいところです。日々のちょっとした違和感に気づくことが、最初の一歩になります。
特に片方の肩だけ音が強くなっている場合は、姿勢や体の使い方の癖が影響していることが多いです。
同じゴリゴリという音でも、原因は一つとは限りません。まずは音の性質と、鳴るタイミングから確認しておきたいところです。
関節の中には関節液という潤滑の役割を持つ液体があります。この液体に溶け込んだガスが動きの中で弾けると、ポキッという乾いた音が出ることがあります。同じ姿勢を長く続けたあとに動かした瞬間、この音が出やすくなる方もいるでしょう。
この音だけであれば痛みを伴わないことが多く、わざと音を鳴らそうとしない限り、過度に心配しなくてよいケースもあります。ただ、音の後に違和感やだるさが残るようであれば、次に説明する原因も考えられます。
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなっていたり、筋肉を包む筋膜という膜が滑りにくくなっていると、動かすたびに骨や腱と擦れてゴリゴリという音が出やすくなります。デスクワークやスマートフォンを使う姿勢も、この状態に影響しやすいと考えられます。荷物を持つ動作が多い方も、同じ傾向が出やすいです。
猫背や巻き肩の姿勢が続いていると、肩甲骨の動きそのものが乱れてしまい、この摩擦による音が出やすい状態になっていることも少なくありません。デスクに座っている時間が長い方は、この背景も確認しておきたいところです。
同じ側の腕ばかり使う仕事をしている方も、この摩擦音が目立ちやすい傾向があります。
音が鳴る状態をそのままにしておくと、肩をかばう動きが増え、思わぬ悪循環に入ってしまうことがあります。かばう動きが習慣になると、気づかないうちに反対側の肩や首にも負担が広がっていきます。本人は気づきにくいのですが、周囲から見ると肩の動かし方がぎこちなく見えることもあります。
次のような変化が重なっていないか、一度確認してみてください。
こうした変化が一つでも当てはまるなら、音だけの問題ではなくなっている可能性があります。肩をかばう姿勢が続くと、首や背中まで負担が広がることもあり、早めに状態を確認したいところです。反対側の肩に力が入りすぎていないかも、あわせて見ておくとよいでしょう。
音があっても、痛みの有無によってこれからの考え方は変わってきます。まずはどちらのケースに近いかを、日々の動作の中で確かめてみてください。
動かした瞬間だけ音がして、その後に痛みや違和感が残らない場合は、筋肉の硬さや姿勢の影響が大きいと考えられます。日常生活の動作に支障が出ていないことも、一つの目安になります。着替えや洗髪の動作を思い出してみるとよいでしょう。
この場合は、肩甲骨まわりを動かす習慣を作ることで、音が少しずつ落ち着いていくケースもあります。音の後に痛みが残らないかを確認しておくことが、最初の目安になります。
音と一緒にズキッとした痛みや夜間の痛みが出ている場合は、腱板と呼ばれる組織や関節そのものに負担がかかっている状態という見方もできます。動かせる範囲が狭くなってきたと感じる方や、服を着るときに苦労する方も少なくありません。こうした状態が続くと、寝返りのたびに目が覚めてしまう方もいます。
音が気になるときは、まず肩甲骨から動かすケアを始めてみるとよいでしょう。大きな力を使わず、ゆっくりとした動きを意識することが大切です。呼吸を止めずに動かすことも、緊張をほどく助けになります。起きた直後や入浴後など、筋肉が緩んでいる時間帯に行うと動かしやすいです。
肩をゆっくり大きく回す、腕を後ろで組んでみるなど、無理のない範囲で肩甲骨を動かすことは有効です。一方で、痛みを我慢して音を鳴らし続ける、力を入れて無理に腕を回すといった行動は控えたほうがいいでしょう。
痛みが出る角度まで無理に動かさないことも、忘れずにおきたい点です。無理をせず、少しずつ動かせる範囲を広げていくことを意識してみてください。
音だけでなく、他の症状が一緒に出ている場合は注意しておきたいところです。眠りの質や日中の動作にも目を向けてみてください。着替えのときに腕が上がりにくいと感じる方もいます。
夜も痛みで眠りづらい、腕を上げる動作そのものがつらいという状態は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。詳しい検査や治療方針については、医療機関で確認してください。自己判断で様子を見続けないことが大切になります。
こうした症状は年齢や生活習慣によって進み方が違うため、自分だけで判断せず、専門家の目で確認してもらうことも一つの選択肢になります。
肩のゴリゴリ音は、気泡による音と、筋肉や腱の摩擦による音に分けて考えると、今の状態がつかみやすくなります。痛みの有無や動かせる角度も合わせて確かめておきたいところです。
今日からできることとして、肩甲骨をゆっくり動かす習慣を作り、音の後に痛みや夜間痛が出ていないかを確かめてみてください。小さな変化に早く気づくことが、後の負担を減らす近道になります。焦らず、無理のない範囲で続けていくことが大切です。
肩の使い方や姿勢の癖まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

