
院長:松苗お気軽にご相談ください!


服を着替えるときに肩の奥がズキッと痛み、腕を上げるだけで動きが止まってしまう。そんな経験がある方は少なくないはずだ。五十肩と言われてから数ヶ月経つのに、思ったほど良くならないと感じている方も多いのではないだろうか。痛みが出るたびに、いつまで続くのかと不安になる方もいるだろう。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩の痛みが長引く理由と、サイレントマニュピレーションについて、医療機関への相談を考えたいタイミングについてお話ししていきます。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。ここからは、日常の中で気づきやすい変化から順にお伝えしていく。




五十肩の原因をまずは知りましょう
腕を後ろに回したり袖を通したりする動作で、肩の奥にズキッとした痛みを感じることはないだろうか。何気ない動作なのに、そこだけ引っかかるような感覚が残ることもある。
五十肩では、肩関節を包む膜が硬くなり、特定の角度で強い痛みが出やすくなる。着替えや洗髪、後ろのポケットに手を伸ばす動作などで、初めて症状に気づく方が多いようだ。日常のちょっとした動きの中に、体の変化のヒントが隠れている。
痛みが出ると、つい反対側の腕や体全体で動きをかばってしまう。無意識のうちにそうしている方も多いだろう。
実は、痛みの出ている肩そのものよりも、かばい続けている反対側の体に疲労がたまっているという相談も少なくない。普段の姿勢や肩をかばう姿勢の癖を、一度振り返ってみるとよい。
五十肩の痛みがなかなか引かない背景には、関節そのものの変化が関わっていることがある。単なる筋肉疲労とは違う仕組みが働いている。
肩関節を包む関節包という膜が炎症をきっかけに硬くなり、周囲の組織と癒着することがある。関節が動きにくくなることで、可動域そのものが狭まっていく。
この状態は誤解されやすく、温めれば自然に良くなると考えて、そのまま様子を見てしまう方も少なくない。痛みの出方や動かしにくさの程度によって、体の中で起きている変化はさまざまだ。
痛みを避けて腕を動かさない期間が続くと、周囲の筋肉が硬くなり、さらに関節が動かしにくくなる。動かさないことが、次の動かしにくさを生んでしまう。
動かさない、痛い、また動かさないという悪循環が繰り返されることで、回復までの期間が延びてしまうこともある。早い段階で気づけるかどうかが、その後の経過を分ける一つの目安になる。
日中はそれほど気にならなくても、夜、横向きに眠ろうとすると肩がうずくという方もいる。眠りに入りたい時間にこれをやられると、体力的にもこたえる。
夜間の痛みは眠りの質にも影響しやすく、横向きで痛む側を下にしないという工夫だけでも変化を感じる方がいる。枕の高さや寝る向きも合わせて見直してみるとよいだろう。正直に言うと、寝具の調整だけで楽になったという声も、実際の相談ではよく聞く。
五十肩が長引くケースでは、医療機関でサイレントマニピュレーションという治療が案内されることがある。名前だけを聞くと身構えてしまう方もいるかもしれない。
神経ブロックなどの麻酔で痛みを感じない状態にしたうえで、医師が肩関節を大きく動かし、硬くなった関節包の癒着を剥がすように動かしていく処置とされることがある。想像すると痛そうに感じるが、麻酔下で行われる処置だ。
医学的には関節受動術や授動術と呼ばれ、麻酔下でのマニピュレーションという言葉で説明されることもある。適応や効果の程度は状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してほしい部分だ。
サイレントマニピュレーションは、五十肩を早く治すために全員が受ける治療ではない。適応になりやすい人、なりにくい人、副作用やリスクをまとめるので参考にして欲しい。
適応になりやすい人
・五十肩(凍結肩)による肩関節の拘縮が強い
・自分で動かしても、人に動かしてもらっても肩が十分に動かない
・数か月にわたり保存療法を行っても可動域がなかなか改善しない
・医師が画像検査などを行い、サイレントマニピュレーションが適切と判断した
適応になりにくい人
・骨粗しょう症が強く、骨折の危険性が高い
・肩周辺に骨折歴がある
・腱板断裂など、五十肩以外の病気が疑われる
・肩関節の拘縮がそれほど強くない
・保存療法によって改善が期待できる
・呼吸器疾患などがあり、神経ブロックの影響が心配される
・局所麻酔薬に対するアレルギーがある
・糖尿病などの基礎疾患の状態が安定していない
副作用やリスク
・処置後の肩の痛み・腫れ・内出血
・腕の一時的なしびれ・脱力
・血圧低下・気分不良(血管迷走神経反射)
・神経ブロックによる一時的な息苦しさ
・局所麻酔薬によるアレルギー・中毒症状
・筋肉・靱帯など軟部組織の損傷
・腱板の損傷・断裂
・関節唇など関節内部の損傷
・上腕骨や関節窩などの骨折
・処置後に再び肩が硬くなる(再拘縮)
手術を検討していて適応外になってしまった方も絶望する必要はありません。整体ルームみころ・浦和本院では、筋肉の硬さ、関節包の拘縮、可動域、肩以外の部位からの影響を検査して施術していきます。ぜひ一度チェックしにきてください。
自宅でのケアには、続けてよいことと、無理に触らないほうがよいことがある。この線引きを知っておくだけでも、気持ちが少し楽になる方もいるだろう。
痛みが強い時期に無理に肩を回すと、炎症を強めてしまうことがある。まずは負担の少ない範囲から、次のようなことを確認していきたい。
これらはあくまで負担を減らすための自宅でのケアの範囲であり、痛みが強い状態を我慢して動かし続けることとは違う。そこは分けて考えたい。
自宅でのケアだけで戻らない痛みや、日常生活に支障が出ている状態は、次に触れる相談の目安と合わせて確認しておきたいところだ。
自宅でのケアを続けても、夜まで痛みが残る場合は、一度状態を確認したいところだ。我慢して様子を見続けるだけでは、変化に気づきにくい。
強い痛みが数週間以上続く場合は医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられる。腕がほとんど上がらない、しびれを伴うといった場合も、自己判断で様子を見続けることは避けたほうがよいだろう。数々のご相談の中でも多いのが、もう少し早く相談していればという声だ。
五十肩の痛みは、関節包の硬さやかばう動きの積み重ねによって長引きやすく、自宅でのケアと医療機関への相談を状況に応じて分けて考えることが大切だ。どちらか一方だけで考える必要はない。
まずは、痛みが出ない範囲で腕を動かしてみること、そして夜の眠り方や日中の姿勢を振り返ってみることから始めてみてほしい。小さな確認の積み重ねが、体の変化に気づくきっかけになる。
肩の動かし方や体の使い方も含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

