
院長:松苗お気軽にご相談ください!


プールでクロールを繰り返しているうち、肩の前側にズキッとした痛みが走るようになったという声をよく聞きます。腕を上げるたびに違和感が強くなっていくと、このまま泳ぎを続けていいものか迷ってしまうものです。特に長年泳いできた方ほど、急な痛みに戸惑うことが多いようです。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。五十肩で迷ったときに、家で確認できることや、無理に触らないほうがいい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を知りたい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、水泳を続けながら確認できるポイントから順にお伝えしていきます。




無理に触らず確認しましょう
水泳中に肩が痛むと、多くの方はまず単純な疲労を疑い、しばらく様子を見てしまいがちです。実際、休めば軽くなることも少なくありません。
ただ、腕を大きく回すクロールでは、肩関節そのものに負担が集まりやすい動きが続きます。痛みが出るのが水をかくプルの最中なのか、腕を戻すリカバリーの瞬間なのかによって、肩の中で起きていることは違ってきます。
まずは、どの動きで痛みが強く出るかを確認しておきたいところです。練習量が変わっていないのに痛みが出てきたなら、フォームの変化も一度振り返ってみましょう。急に距離を伸ばした記憶がないかも、思い出してみてください。
肩の痛みと聞くと、五十肩をまず思い浮かべる方もいるかもしれませんが、実際には水泳による負担が別に関わっていることもあります。
動作時に痛みが強く、泳ぎを終えると落ち着いてくることが多いです。
夜間や安静時にもズキズキし、腕を後ろに回す動作がつらくなります。
こうした違いを踏まえたうえで、年齢や、以前から肩の動きが硬くなっていたかどうかも判断材料のひとつになります。両方の要素が重なっている方も、実はそれほど珍しくありません。
肩が痛くなる背景には、動作ごとに違う負担のかかり方があります。ここでは代表的な二つの動きを見ていきます。
クロールで水をかくプル動作では、腕を内側にねじる動きが繰り返されます。肩関節の中で骨と組織がこすれ合いやすく、疲労が抜けないまま泳ぎ続けると炎症につながることがあります。久しぶりに距離を伸ばしたときや、フォームが崩れているときは、この負担が一気に増える傾向があります。
腕を水から上げて前に戻すリカバリーの瞬間には、肩甲骨がうまく動かないと引っかかるような感覚が出やすくなります。個人的には、この引っかかりを疲労だけで片づけずに確認しておきたいところです。
肩甲骨の動きが硬いまま泳ぎ続けると、肩関節だけに負担が集中しやすくなります。水泳肩の痛みが長引く一因になっていることも、意外と多いものです。日頃から肩甲骨を大きく動かす習慣があると、こうした負担は減らせます。
自宅では、無理をしない範囲でできることがいくつかあります。まずは小さな動きから試してみましょう。
痛みが動作時だけで軽い場合は、肩甲骨を軽く動かすストレッチから始めるのがおすすめです。腕を大きく回すのではなく、肩甲骨だけをすくめて下げる小さな動きから確認していきます。
痛みが強くなる、範囲が広がるといった場合は、無理に続けず一度動きを止めてみてください。自宅ケアの範囲を超えていると感じたら、それ以上様子を見続けない方がいいでしょう。焦らず順番に確認していくことが大切です。
水泳を続けるかどうかは、痛みの出方によって考え方が変わってきます。どちらに当てはまるか、順番に確認してみてください。
腕を回したときだけ痛み、泳ぎ終えれば数時間で落ち着くようなら、フォームや距離を見直しながら続けられるケースもあります。無理のない距離から再開し、痛みの出方を数日確認してみましょう。
夜間にズキズキする痛みが続く状態があるときは、無理に触らないほうがいいでしょう。腕を後ろに回すと強く痛む場合も同様です。
こうした痛みは五十肩の初期に見られることがあり、水泳を続けたまま自己判断で進めると、痛みが長引きやすい状態になることもあります。数々のご相談の中でも多いのが、この段階まで様子を見てしまうケースです。早めに一度確認しておくと、後々の負担が減ることもあります。
五十肩があるからといって、水泳そのものが悪いわけではありません。むしろ、状態次第では良い運動になることもあります。
温水プールでの軽いウォーキングや、痛みのない範囲での肩の運動は、五十肩の回復期にリハビリとして活用できる場合があります。水温で体が温まることで、肩の動きがいくらか軽く感じられる方もいます。
ただ、痛みが強い時期に無理にクロールを続けるのは避けたいところです。強く痛む時期に泳ぎ方だけで対応しようとしないことも、あわせて意識しておきたい点です。休む選択も、立派な対処のひとつだと考えてください。
痛みが長引くと、受診の判断に迷う方も少なくありません。ここまで自分で様子を見ていいものか、不安になる方も多いようです。
腫れや強い熱感がある、腕がまったく上がらない、夜間痛が続くといった状態は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。詳しくは医療機関で確認してください。
医療機関では、炎症の程度によって注射や薬剤を用いた対応がとられることがあります。処置の内容や経過は状態によって判断が変わるため、まずは診察で確認してもらうと安心できます。自己判断で市販薬だけに頼り続けるのは、できるだけ避けたいところです。
痛みが落ち着いてきた段階では、フォームそのものを見直す視点も欠かせません。泳ぎ方の癖を知っておくと、再発しにくい状態を目指しやすくなります。
肩だけを大きく動かして進もうとすると、どうしても関節への負担が集中しやすくなります。体幹をひねって進む感覚を取り入れると、肩にかかる負担をいくらか減らせることがあります。実は、日頃の姿勢の癖が水泳フォームにも表れていることが少なくありません。
普段の生活で片側の肩を上げにくい、猫背になりやすいといった癖があると、泳ぐときも同じ側に負担が偏りやすくなります。デスクワークなど、日常の姿勢もあわせて見直してみてください。座り方一つでも、肩への負担は変わってきます。
水泳による肩の痛みと五十肩は、痛み方や続く時間に違いが出やすく、その見分け方を知っておくことが今後の泳ぎ方にもつながっていきます。無理をしないことと、正しく確認することの両方が欠かせません。
まずは肩甲骨の動きを軽く確認して、痛みが動作時だけで済んでいるか、夜まで残っているかを数日メモしてみてください。小さな記録が、後で状態を振り返る手がかりになります。
肩の使い方や日頃の姿勢の癖まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

