
院長:松苗お気軽にご相談ください!


赤ちゃんを抱っこした瞬間、肩の奥にズキッとした痛みが走る。授乳のたびに同じ場所が痛み、抱っこを代わってほしいと思う日が増えていませんか。家事も寝かしつけも肩をかばいながらこなすうち、育児そのものがしんどく感じられてくることもあるはずです。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。育児中の肩の痛みで迷ったときに家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお伝えします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、育児という具体的な場面に沿って、日々の中で確認しやすいところから順にお話ししていきます。




まず今の状態から確認しましょう
抱っこの負担は、赤ちゃんの体重が増えるほど大きくなる。特に片側だけで抱く時間が長く続くと、肩関節の一部分に負荷が集中しやすく、痛みが出やすい状態が続いてしまう。
抱き上げる瞬間や、腕を持ち上げたときだけ痛みが強くなる場合は、肩関節そのものに負担がかかっているサインの一つと考えてよいでしょう。動かし始めだけ痛むという特徴は、育児中の肩の痛みではよく見られるもので、日々の抱っこ動作を振り返ると心当たりのある方も多いはずです。
抱っこの姿勢を毎回同じにしていると、負担が分散されずに一箇所へ集まりやすくなる。抱く位置や腕の角度を少し変えるだけでも、肩への負荷はずいぶん変わってくるものだ。
授乳中は赤ちゃんを見下ろす姿勢が続くため、肩が内側に丸まりやすくなる。同じ姿勢を繰り返すことで、肩から背中にかけての筋肉が緊張し続けてしまう。
授乳姿勢の負担は一回では小さくても、一日に何度も繰り返すことで肩関節の可動範囲を少しずつ狭めてしまうケースもある。授乳の時間が長くなるほど、肩甲骨まわりの緊張も強くなりがちで、座り方一つでも変化が出てくる。
クッションや枕で赤ちゃんの位置を胸の高さまで持ち上げると、肩をすくめずに授乳しやすくなる。座る椅子や背もたれの角度も、負担の感じ方に大きく関わってくるので、一度自分の姿勢を見直してみるとよいだろう。
痛む側の肩をかばって、反対側だけで抱っこするようになった方もいるかもしれません。実は、そのかばい方そのものが新しい負担を生んでしまうことがあります。
反対側に頼り続けると、今度はそちらの肩や腰にも負担が移り、体全体のバランスが崩れやすくなる。片側だけに頼る抱っこの負担は、思っている以上に体の奥まで長く残っていくものだ。
抱っこの向きを時々変える、荷物を持つ手も左右で入れ替えるなど、小さな工夫を積み重ねることが、痛みをかばう動作から体を守る一歩になります。最初は意識しづらくても、慣れてくると自然にできるようになっていきます。
育児中の肩の痛みには、抱っこや授乳の動作だけでなく、産後特有の体の変化も関わっていることがあります。
妊娠から産後にかけて分泌されるホルモンの影響で、関節や靭帯がゆるみやすくなるとされることがある。肩関節もその例外ではなく、普段より不安定になりやすい時期といえるだろう。抱っこや授乳の動作を続けるうえで、この点は意外と見落とされがちだ。
夜間の授乳や夜泣きで睡眠が浅くなると、筋肉の緊張がとれにくくなる。疲労が抜けないまま日中の抱っこを続けることも、痛みに影響していく。
体の回復が追いつかない状態で育児動作を繰り返すことが、肩の痛みを長引かせる背景になっているケースもあります。関節の緩みと筋肉の緊張が重なると、その負担はより一層大きくなっていきます。
こうした変化は一時的なものであることも多いですが、育児の負担と重なると回復のタイミングを逃しやすくなる。無理を続ける前に、体の状態を見直しておきたい時期といえるでしょう。
痛みが軽いうちは、生活の中でできる小さな工夫から始めてみてください。正直に言うと、育児中はどうしても自分の体のケアが後回しになりがちですが、無理なく続けられそうなものから取り入れてみましょう。
特別な道具を新しく用意しなくても、今ある授乳クッションや座る位置を少しだけ見直すだけで、肩への負担が変わってくることもあります。次のような工夫は、抱っこや授乳の合間に取り入れやすいものです。
どれも一度に全部やろうとせず、無理なく続けられそうなものを一つだけ選んで、しばらく様子をみるくらいでちょうどよいと思います。
ただし、腕が肩より上に上がらないほど痛む場合は無理に動かさないようにしてください。自己流でストレッチを続けると、悪化してしまうこともあります。
育児中の肩こりと五十肩は、初期のうちは見分けがつきにくいことがあります。次のような状態が続く場合は、一度確認しておきたいところです。
抱き上げる動作のたびに鋭い痛みが繰り返し出る場合は、肩関節周囲の炎症が関わっているケースもある。単なる筋肉の張りとは違う痛みの出方といえますね。
寝返りのたびに肩の痛みで目が覚めるようなら、単純な肩こりの範囲を超えている可能性があります。日中の様子と合わせて状態を確認したいところです。
抱っこがつらいだけの肩こりなら、休めば少しずつ和らいでいくものですが、休んでもあまり変わらないという場合は、少し立ち止まって考えたいところです。
抱っこや授乳の負担だけでは説明しづらい痛みが続く場合、育児の疲れとは別に、肩関節そのものの状態をきちんと確認したほうがよいこともある。肩の周りに赤みや強い熱感を伴う場合は、自分で判断せず医療機関へ相談したほうがよい状態といえます。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みをかばい続けて肩を動かさなくなり、可動範囲がさらに狭まっていってしまうというパターンです。抱っこや授乳を優先するあまり、自分の体は二の次になりやすいのだと思います。
動かさないことで筋肉が固まり、固まることでさらに動かしづらくなる。育児中は忙しさもあって、こうした悪循環に自分では気づきにくいものだ。
気づかないうちに動かせる範囲がだんだん狭くなり、洗濯物を干す、髪を洗うといった日常の動作までつらくなってから、はじめて痛みの大きさにはっきりと気づく方も少なくありません。育児という日々の忙しさの中では、体の変化に気づきにくいものです。
育児中の肩の痛みは、抱っこや授乳の負担、産後の体の変化、そして痛みをかばう動作が重なって起きていることが多い。一つひとつは小さな負担でも、日々積み重なると大きな痛みにつながっていく。
まずは抱っこの向きを変えることや、授乳クッションの高さを見直すことから始めてみてください。自宅ケアの範囲でできることは、思っている以上に多くあります。無理をせず、痛む動作を避けながら、少しずつ体の状態を見直していきましょう。
抱っこの負担や授乳姿勢の負担だけでなく、肩を上げる動作の痛みや相談する目安まで含めて、体の状態をゆっくり確認したいという方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

