
院長:松苗お気軽にご相談ください!


利用者様を車椅子へ移乗させた瞬間、肩にズキッとした痛みが走る。夜、体を横にすると肩の奥がじんわりうずいて眠りが浅くなる。着替えのときに腕を後ろへ回すと、思わず声が出るほど痛む。こうした痛みを抱えながら、休まずに介護の現場に立ち続けている方も少なくないと思います。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、介護のお仕事で肩が痛むときに家で確認できること、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは介護の動作に絡めながら、日常で確認しやすいポイントから順番にお伝えしていきます。




無理に動かさず確認しましょう
移乗や体位変換の場面で、肩に強い力が加わった直後に痛みを感じるという声を、施術の場でもよく耳にします。
利用者様を支える瞬間は、腕を伸ばしたまま体重を受け止める姿勢になりやすく、肩関節に一気に負担が集まります。介護のお仕事をしている方の肩の痛みには、こうした介助中の一瞬の動作が積み重なって関わっているケースが多くあります。最初は違和感程度でも、繰り返すうちに動かすたびの痛みへ変わっていくことがあります。
忙しい現場ほど、無意識のうちに腕の力だけで利用者様を支えてしまいがちです。
移乗介助のときに肩へ強い力がかかり続けると、肩関節の周りの組織に炎症が起きやすくなります。介助中に肩がズキッと痛んだという相談は、こうした支え方の積み重ねから始まっていることが多いのです。特に、利用者様との距離が離れたまま腕を伸ばして支える姿勢は、肩にとってかなり厳しい体勢になります。
介護のお仕事と五十肩は、決して無関係ではありません。
実は、腰や膝の負担については意識している方が多い一方で、肩への負担はあまり注目されていない印象があります。入浴介助で腕を高く上げ続ける動作、利用者様を支える動作、体位変換の動作は、いずれも肩関節を大きく動かしながら力を伝える動きです。これらが一日の中で何度も繰り返されることで、肩の周りの組織は少しずつ疲労を溜め込んでいきます。
こうした負担が積み重なることで、肩関節の周りに炎症が起こりやすい状態が続き、五十肩のような症状につながっていくこともあります。年齢だけが原因ではなく、日々の動作の質も関わっていると考えてよいでしょう。
肩の痛みを抱えながら介護のお仕事を続けている方の中には、五十肩だと思い込んでいたら別の状態だったというケースもあります。
腕を持ち上げる動作で痛みが強く出る場合、五十肩のほかに腱板を痛めているケースが考えられます。
五十肩とは限らないという点には注意しておきたいところです。動かせる範囲や痛みの出方には違いがあるため、自己判断で決めつけず、状態を確認したいところです。無理に動かして痛みを試すことは避けましょう。
肩から腕、指先までだるさやしびれが広がる場合は、頚肩腕症候群という見方もできます。介護動作による負担が首まで及んでいるケースもあり、肩だけを見ていても原因がはっきりしないことがあります。
夜勤明けは全身の疲労がたまり、肩の重さや張りを普段より強く感じやすい時間帯です。
強い痛みが出ない範囲であれば、肩をすくめて下ろす動きや、肩甲骨を軽く回す動きから始めてみてください。温めることで血の巡りが良くなり、こわばりが和らぐ方もいます。逆に、痛みが強い時期に無理に動かすと悪化するケースもあるため、様子を見ながら調整しておきましょう。
肩の痛みの中には、先に医療機関へ相談したほうがよい状態もあります。
次のような様子が見られる場合は、五十肩以外の状態が関わっていることもあるため、自宅での様子見よりも受診を優先していただきたいところです。
こうした状態が見られるときは、整体よりも先に医療機関を受診していただきたいところです。判断に迷う場合は、無理に触らず専門家に相談する方が安心です。
五十肩は、必ずしも仕事を休まなければ向き合えない状態というわけではありません。
勤務前に肩甲骨をゆっくり動かしておくと、いきなり大きな負荷が肩にかかる状況を減らせます。深呼吸に合わせて肩を上下させるだけでも十分です。
勤務後は、痛みが強く出ない範囲で肩を軽く回し、こわばりを翌日に残さないようにしておきましょう。入浴中に温めながら動かすのも一つの方法です。
利用者様を支えるときは、腕だけでなく体全体で近づいて支えると、肩への負担を減らせるケースもあります。数々のご相談の中でも多いのが、支える距離が遠いまま腕だけで頑張っているというお悩みです。
寝ている間もうずくような夜間痛は、五十肩でよく見られる特徴のひとつです。
夜間痛が続くなら、一度状態を確認したいところです。あわせて、髪をとかす動きや、背中に手を回す動きがやりづらくなっていないかも確認しておきましょう。動かせる範囲が急に狭まってきた場合も、変化のひとつとして捉えておきたいところです。
介護のお仕事による肩の痛みは、移乗や入浴介助での支え方が積み重なって起こることが多く、五十肩と似た症状につながるケースもあります。腕だけに頼らず、体全体で支える意識が、肩を守る第一歩になります。
今日からできることとして、勤務前後の軽い体操や、利用者様に近づいて支える意識から始めてみてください。夜間痛や肩の可動域の変化が続く場合は、無理をせず状態を確認しておきたいところです。
介助動作の見直しや肩の可動域の変化まで含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

