
院長:松苗お気軽にご相談ください!


電車の中でつり革に手を伸ばした瞬間、肩の奥がズキッと痛んで思わず手を引いてしまう。毎日の通勤でこれが続くと、この先もずっとこの痛みと付き合うのだろうかと不安になる方もいると思います。
整体ルームみころ・浦和本院の松苗です。この記事では、五十肩でつり革がつかめないときに自宅で確認できること、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、通勤という場面に絞って確認しやすいポイントから順にお伝えします。




まず状態を確認しましょう
毎日の通勤で同じ動作を繰り返す場面だからこそ、肩の違和感の小さな変化にも気づきやすく、体からの合図を早めに受け取りやすいところがあります。
つり革につかまろうとした瞬間に鋭い痛みが走ったり、腕が途中で止まってしまい最後までつかめなかったりすることがあります。反対の手でつり革を持つようになったり、あえて座席を探すようになった方も少なくありません。
数々のご相談の中でも多いのが、片側の肩だけつり革をつかめなくなったという悩みです。左右差があるかどうかは、痛みの背景や進み具合を考えるうえで大切な手がかりになります。
つり革を持つという何気ない動作は、肩にとって想像以上に負担が集まりやすい姿勢であり、五十肩の痛みがもっとも表に出やすい場面のひとつだといえます。
つり革は頭より高い位置にあることが多く、腕を上げ続ける姿勢そのものが肩関節に負担をかけます。五十肩では、腕を高く上げる動作で痛みが出やすくなるという特徴があります。
腕を頭より高く上げる動作で強い痛みが出るのは、洗濯物を干すときや棚の物を取るときも同じです。つり革はその日常動作を、電車という限られた空間で再現している状態ともいえます。
電車が揺れるたびに、転ばないよう腕や肩へ力を入れることになります。炎症がある肩にとっては、この繰り返しの緊張も見過ごせない負担のひとつになり、疲労として蓄積していきます。
混雑した車内では握る力も強くなりがちで、肩から手先まで一続きの緊張が生まれやすくなります。これが通勤後の肩の重さやだるさ、首のこわばりにつながることもあります。
つり革だけでなく、生活の中にある似た動作にも、少し目を向けてみましょう。
洗濯物を高い位置に干すとき、上着に袖を通すとき、髪を洗うとき、後部座席のシートベルトを取るときなど、腕を上げる場面は日常の中にいくつも隠れています。つり革の痛みと同じ動きで痛みが出ているなら、通勤だけの問題ではないと考えられます。
個人的には、こうした場面をいくつか書き出してみると、痛みが出る動作の共通点が見えてくることが多いと感じています。共通点が分かれば、日常での避け方も考えやすくなり、来院時に伝える内容もまとまりやすくなります。
痛みを避けようとして、無意識のうちに歩き方や姿勢、体の使い方そのものが少しずつ変わっていることがよくあります。
反対側の手でつり革を持つようになったり、体をひねって腕を伸ばしたりする癖がつくと、今度は反対側の肩や首、背中にまで負担が徐々に広がっていくことがあります。
片側をかばう姿勢が長く続くと、痛みが出ていない側にも張りや違和感が出てくるケースもあります。痛みをかばう歩き方や姿勢そのものが、次の負担を生んでいるという見方もできます。
五十肩は、ある日突然つかめなくなるわけではなく、いくつかの段階を時間をかけて踏んでいくことが多い症状です。
初期は、動かしたときの痛みに加えて、じっとしていても痛む時期があります。夜間に痛みで目が覚めることも、この時期に多い特徴です。
この時期に無理につり革へ手を伸ばし続けると、痛みが強く残りやすくなります。動かす練習は、痛みが落ち着いてから少しずつ始めるのが基本です。
強い痛みが落ち着いてくると、今度は肩そのものが硬くなり、腕が上まで上がりにくくなる時期に移っていきます。つり革がつかめない、途中で止まってしまうという状態は、この時期に多く見られます。
ここから少しずつ可動域を取り戻していく段階に入りますが、進み方には個人差があり、季節や生活のリズムによっても変わってきます。焦らず段階を確認しながら進めることが欠かせません。
自宅でのケアには、進めてよいことと、この時期には控えたほうがよいことがはっきり分かれます。
痛みが落ち着いている時間帯を選んで、肩や肩甲骨まわりを軽く動かす程度から始めるのが基本です。無理のない範囲で、次のような点を目安にしてみてください。
逆に、痛みを我慢して無理に腕を上げ続けたり、強い力でストレッチをかけたりするのは避けたい行動です。自宅ケアの範囲を超えていないか、痛みの強さと合わせて時々確認しておきたいところです。
体の使い方の確認や自宅でのケアだけでは、対応が難しい状態もあることを、あらかじめ知っておきたいところです。
肩の周りに赤みや熱っぽさ、腫れを伴う場合や、夜間の痛みで眠れない状態がしばらく続く場合は、自己判断で様子を見るより先に医療機関へ相談したほうがよい状態です。感染や強い炎症など、医療機関での検査が必要な状態が背景にあることもあります。
医療機関では、画像検査や薬物療法などが必要と説明されることもあります。詳しい判断は医療機関で確認してもらうのが安心です。
一度落ち着いても、通勤のたびに繰り返す痛みには、それなりの理由や背景があることが多いです。
肩の動きだけでなく、姿勢の崩れや体の使い方の癖が残っていると、つり革をつかむような同じ動作でも負担が同じ場所に集まりやすくなります。痛みをかばう歩き方や立ち方が続いている場合も同様です。
正直に言うと、肩の動きだけを確認していても、繰り返す痛みの理由がわかりにくいことがあります。姿勢や日頃の体の使い方、歩き方まで含めて確認したいところです。
つり革がつかめない痛みは、五十肩の進み方や体の使い方の癖が関係していることが多く、時期に合った対応を選ぶことが欠かせません。
今日からできることとしては、痛みが強い時間帯を避けて肩を軽く動かしてみること、そして通勤時のつり革の持ち方や立つ位置、姿勢を少し変えてみることから始めてみてください。
肩の動きだけでなく、歩き方や姿勢の癖も含めて確認したい方は、整体ルームみころ・浦和本院へお気軽にご相談ください。

