
院長:松苗お気軽にご相談ください!


こんにちは、浦和本院の松苗です。今日は診療の合間に、患者さまからよくいただくご質問について書いてみようと思います。
「腰痛があるんですけど、腹筋を鍛えたほうがいいんでしょうか」というご相談は、本当に多いんです。デスクワークやパートのお仕事で座りっぱなしの時間が長い方ほど、こうしたお悩みを抱えていらっしゃる印象があります。
結論からお伝えすると、鍛え方次第で腰痛の改善にもつながりますし、逆に悪化させてしまうこともあるんです。




腰を痛めない腹筋の鍛え方には、いくつか大事なポイントがあります
朝起きたときの腰の重だるさや、長時間座った後の痛みを感じ始めると、多くの方が「お腹の筋力が落ちているのかもしれない」と考えるようになります。実際、体幹の筋力低下は腰への負担を増やす要因のひとつなので、この感覚は決して間違っていません。
お腹周りの筋肉には、腰椎を安定させる役割があります。特に体の奥にある腹横筋という筋肉は、コルセットのように腰を支えてくれる大切な存在です。
ただし、ここで注意していただきたいのは、「筋トレをすれば必ず良くなる」というわけではないという点です。やり方を間違えると、せっかくの努力が逆効果になってしまうこともあります。
一日中座って仕事をされている方は、姿勢を保つための筋肉がうまく使われず、気づかないうちに体幹の力が抜けてしまっていることが多いです。そこに急に負荷の高い腹筋運動を加えると、腰への負担がむしろ増えてしまうケースがあります。
このセクションでは、なぜ腹筋トレーニングが腰痛の原因になり得るのか、その仕組みを分かりやすくお伝えします。自分に合った方法かどうかを判断する材料にしていただければと思います。
よくある上体起こし(クランチ)タイプの腹筋運動は、腰椎を反復して曲げる動きが入ります。もともと腰に負担がかかりやすい方がこれを繰り返すと、椎間板や腰の関節にストレスが積み重なってしまうんです。
腰痛がある状態で必要なのは、腰を大きく動かす筋トレではなく、腰を安定させる感覚を身につけるトレーニングです。この違いを知らずに自己流で頑張ってしまう方が、実はとても多いように感じます。
私のところにも、良かれと思って毎日腹筋運動を続けていたら、逆に腰痛が悪化してしまったという方がいらっしゃいました。頑張り方を少し変えるだけで、体の反応は大きく変わるものなんです。


ここからは、実際に腰痛がある方でも比較的安全に取り組みやすい体幹トレーニングをご紹介します。無理のない範囲で、ぜひ試してみてください。
どれも大きく腰を動かす動作ではなく、お腹の奥の筋肉を「使う感覚」を身につけることが目的です。回数よりも、正しいフォームを意識することを優先してください。
トレーニング中に痛みやしびれが強くなった場合は、すぐに中止していただきたいです。「頑張ったほうがいい」という思い込みが、実は回復を遅らせてしまうこともあります。
正しい体幹トレーニングは腰痛予防にとても役立ちますが、すでに痛みが強く出ている方や、何をやっても改善しない方には、それだけでは不十分な場合もあります。
腰痛の背景には、骨盤や背骨のバランスの崩れ、あるいは長年の姿勢の癖など、ご自身では気づきにくい原因が隠れていることが少なくありません。そうした根本的な原因を見つけ出すことが、再発しない体づくりの第一歩だと私は考えています。
当院では6種類の独自検査によって、なぜ腰に負担がかかっているのかを丁寧に調べたうえで、その方に合った施術プランをご提案しています。自己流のトレーニングだけで悩み続けるより、一度専門家の目で見てもらうことも大切な選択肢です。
腹筋を鍛えること自体は、腰痛予防にとって決して悪いことではありません。ただ、そのやり方や体の状態によって、効果にも大きな差が出てしまうというのが私の結論です。
今のご自身の腰の状態が、鍛えて良い状態なのか、まずは休ませるべき状態なのか、判断がつかないこともあると思います。そんなときは、どうか一人で悩まずにご相談ください。あなたの体に合った改善への道を、一緒に見つけていきましょう。


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