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変形性膝関節症が悪化するサインとは?

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「なんだか最近、膝の痛みが前より強くなってきた気がして…」と、診察に来られる方からよくそんなお声をいただきます。

そのまま様子を見ているうちに、気がついたら状態がかなり進んでいた、というのは珍しいことではありません。変形性膝関節症が悪化していくときには、必ずからだが何かしらのサインを出しています。この記事では、見逃しがちな悪化のサイン、日常の中にあるNG行動、そして今日から取り組める対策まで、院長の立場からできる限りわかりやすくお伝えしていきます。

院長:松苗

膝の変化に気づいたとき、「年だから仕方ない」とやり過ごしてしまうのは少しもったいないことです。早めに対処するほど、その後の経過が大きく変わってきます

目次

膝が悪化しているときに現れるサインとは

変形性膝関節症は、ある日突然ひどくなるわけではありません。初期のうちは「ちょっと痛い」程度で日常生活に支障を感じないことが多く、気がつかないうちに少しずつ進んでいくのがこの病気の特徴です。

「最近なんかちょっと違うな」という感覚を、どうか大切にしてください。その小さな変化の積み重ねが、のちに大きな違いになってきます。

痛みの出方や種類が変わってきたと感じたら

まず気にしてほしいのが、痛みの「質」やタイミングが変わってきたと感じる瞬間です。

最初のころは動き始めの数歩だけ痛かったのが、歩いている途中でも痛みが続くようになってきた。あるいは、安静にしているときや夜間にも鈍い痛みを感じるようになってきた。このような変化は、膝の状態が次の段階へ移行しているサインかもしれません。

痛みの範囲が広がってきた、という方もいらっしゃいます。膝の内側だけだったのが、膝全体や太もも内側まで広がってきたという場合も、注意が必要です。

動作のしにくさも大切なサインのひとつです

痛みだけでなく、日常の動作がしにくくなってきたと感じたとき、それもからだからの大切なメッセージです。見逃さないようにしてください。

たとえば、以下のような場面で「前より大変になったな」と感じることはありませんか。

  • 階段の昇り降りで手すりを使うことが増えてきた
  • 靴下や靴の着脱のときに膝が曲げにくくなった
  • 床や低い椅子からの立ち上がりに時間がかかるようになった
  • 歩くスピードが以前より落ちてきた
  • 膝がぐらつくような頼りない感覚が出てきた

これらを「年齢のせいかな」とやり過ごしてしまいがちですが、筋力や関節の状態が変化してきているサインである可能性があります。早めに受け取ってほしいのです。

膝の見た目の変化にも気をつけてください

痛みや動作の変化だけでなく、膝の「見た目」の変化も見逃してほしくないポイントです。

膝が以前より腫れてきた、触ると熱を持つようになった、水が溜まっている感じがする、O脚がひどくなってきた。このような変化が出てきている方は、状態が進んでいる可能性があります。

膝の変形は一度進んでしまうと元には戻りません。だからこそ、こういった変化に気づいたときが「ちゃんと対処するタイミング」だと思っていただきたいのです。

知らずに続けていた膝に負担をかける行動

「何か悪いことをしているのかな…」と心配されている方も多いと思います。じつは、日常のなかで無意識に続けてしまっている行動が、膝の状態をじわじわと進めてしまっていることがあります。

心当たりのあることがあれば、できるところから少しずつ見直してみてください。

痛みを我慢して無理に動き続けている

「動かないと筋肉が落ちてしまう」というお気持ちはよくわかります。ただ、痛みが強い状態のまま無理に動き続けることは、軟骨や周囲の組織への負担をさらに増やしてしまいます。

痛みは「少し休ませてほしい」というからだのサインです。そのサインを無視して動き続けると、炎症が慢性化してさらに痛みが増すという悪循環に入ってしまうことがあります。

「休むことは後退ではない」と患者さんにお伝えすることがよくあります。痛みの程度に合わせながら上手に休みつつ動くことが、長い目で見たときにはとても大切なのです。

体重の増加を軽く見ていませんか

膝にかかる負荷は、体重の約3〜6倍ともいわれています。体重が2kg増えるだけで、膝には最大で12kg前後もの余分な負担がかかる計算になります。

「少し太ったくらいで」とおっしゃる方も多いのですが、毎日の積み重ねを考えると、この差は膝にとって非常に大きなものです。体重の管理は地味に見えて、膝を守るうえで最も重要な要素のひとつです。

自己流の運動で逆効果になることも

「膝に良いと聞いたから」とインターネットや雑誌で見かけた運動を試している方もいらっしゃいます。運動習慣を持つこと自体はとても大切なことです。ただ、状態に合っていない種目を選んでしまうと、かえって膝への負担が増えることがあります。

正座を繰り返す、深くしゃがむ動作、重い荷物を持っての階段昇降などは、進行した状態では避けたほうがよいとされています。「自分の今の状態に合った動き」を知ることが、何よりも大切です。

進行を食い止めるために今日からできること

「これ以上悪くしないために何をすればいいの?」という疑問に、いくつかの視点からお答えしていきます。どれも特別な道具は必要ありません。まずは取り入れやすいところから始めてみてください。

太もも前面の筋力を守ることが最優先

膝関節を守るために最も重要なのが、太もも前面にある大腿四頭筋という筋肉の力です。この筋肉が弱くなると、膝への衝撃をうまく吸収できなくなり、軟骨への負担がどんどん増えていきます。

椅子に座った状態で、片足をゆっくり水平に持ち上げてキープする「レッグレイズ」は、膝を深く曲げずにできるため、多くの方にお勧めしている方法です。1セット10回程度から、痛みが出ない範囲で無理なく続けてみてください。

膝を温めて血流を保つ習慣を

膝周囲の血流が滞ると、組織の修復に必要な栄養が届きにくくなります。入浴時にゆっくり膝を温める、日中はサポーターで保温するといったケアも、状態の維持にとても役立ちます。

特に秋から冬にかけては冷えが痛みを強くしやすい季節です。夏場もエアコンによる冷えは意外と膝に影響するため、季節を問わず保温を意識した生活を心がけてみてください。

食事と体重管理のバランスを整える

膝への負担を根本から減らすには、適正体重を維持することがもっとも効果的な方法のひとつです。急激なダイエットは筋力の低下を招くこともあるため、バランスの取れた食事と軽い有酸素運動をゆっくり組み合わせていくのが理想的です。

カルシウムやビタミンD、コラーゲンを意識した食事は、骨や軟骨の健康維持を支えます。特別なサプリメントに頼らなくても、日々の食卓で少し意識するだけで変わってきますよ。

整体の視点から見た、膝を守るという考え方

整形外科では痛み止めや注射、場合によっては手術という対応が一般的です。それ自体を否定するわけではないのですが、整体の立場から見ると、その前にできることがたくさんあると考えています。

膝の痛みや機能の低下は、膝だけが原因とは限りません。骨盤のゆがみ、股関節の動きの悪さ、歩き方のクセ、体幹の弱さなど、膝以外の要因が深く絡み合っていることがとても多いのです。

当院では、姿勢分析や全身の検査をもとに、膝に負担がかかり続けている本当の原因を探し出すことを最優先に考えています。膝だけを見るのではなく、からだ全体のバランスを整えることで膝への負担を根本から減らしていくアプローチが、長い目で見たときに最も有効だと感じています。

「この先どうなってしまうのだろう」と、不安を抱えたまま毎日を過ごしているとしたら、どうかひとりで悩まないでください。些細なことでも、いつでも気軽にご相談いただけたらうれしいです。今の状態に合った対処法を、一緒に考えていきましょう。

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院長:松苗

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