
院長:松苗お気軽にご相談ください!

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朝起きると膝がこわばっていて、階段を下りるたびにズキッとくるあの感覚——毎日それが続いているとしたら、本当につらいですよね。こんにちは、整体ルームみころ・浦和本院院長の松苗です。
変形性膝関節症と診断されて、まず「薬を飲めば何とかなるかな」と考える方はとても多いです。でも少し時間が経つと、「この薬ってずっと飲んでいいの?」「本当に効いているの?」「市販薬でも大丈夫?」と、次々と疑問が湧いてきませんか。今日はそんな疑問に、整体師の立場からできるだけわかりやすくお答えしていきます。


薬で痛みをコントロールすることは大切な一歩ですが、膝が痛くなった根本的な原因が解消されていなければ、いつまでも薬が手放せない状態が続いてしまいます。「なぜ痛むのか」を知ることが、本当の改善への入口だと私は考えています
薬の話に入る前に、まずは膝で何が起きているかを整理しておきましょう。変形性膝関節症とは、膝の関節内にある軟骨が少しずつすり減り、骨同士が直接ぶつかることで痛みや炎症が生じる状態です。加齢・体重の増加・過去のケガなどが主な原因とされており、日本では60代以上の方に非常に多く見られます。特に女性は男性に比べて発症率が高く、膝まわりの筋力の差や体型の変化なども影響していると言われています。
「年のせいだから仕方ない」と諦めている方もいるかもしれません。確かに加齢そのものは止められませんが、だからといって何もしないでいいわけではありません。適切なケアを続けることで、痛みをコントロールし、生活の質を大きく上げることは十分に可能です。
整形外科を受診すると、症状の程度や患者さんの状態に合わせて、いくつかの種類の薬が処方されます。内服薬・外用薬・注射薬とアプローチはさまざまです。それぞれの特徴と注意点を順に見ていきましょう。知っておくだけで、薬との向き合い方がずいぶん変わってきます。
最もよく使われるのが、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる飲み薬です。ロキソプロフェンやジクロフェナクなどが代表的で、炎症を抑えることで痛みをやわらげます。即効性があり、痛みが強い急性期にはとても頼りになる選択肢です。
ただし、胃腸への負担が大きいという面もあります。長期にわたって飲み続けると胃潰瘍や消化管出血のリスクが高まるため、多くの場合は胃薬と一緒に処方されます。腎機能が低下している方や高齢の方は特に注意が必要です。
胃腸が弱い方には、アセトアミノフェン(カロナールなど)が選ばれることもあります。NSAIDsと比べて胃腸への影響が少ない半面、過剰摂取が続くと肝機能に影響を与えることがあります。いずれにしても、飲み薬はあくまで「痛みを一時的に抑える」ための薬であり、膝の変形を治したり軟骨を再生させたりするものではありません。
膝に直接貼る湿布や、患部に塗り込むジェルやクリームも広く使われています。飲み薬と比べて全身への影響が少なく、局所的に有効成分を届けられるのが大きな利点です。
湿布にはロキソプロフェン配合のものやケトプロフェン配合のものなど複数の種類があります。ケトプロフェン配合の湿布は光過敏症(日光に当たると皮膚が赤くなる)を引き起こす場合があるため、貼った部位を直射日光に当てないよう注意が必要です。意外と知らない方も多いので、覚えておいてください。
飲み薬や外用薬で十分な効果が得られない場合、関節の中にヒアルロン酸を直接注射する治療が選択されることがあります。ヒアルロン酸は本来、関節液の主成分として軟骨を守る役割を果たしています。注射で補うことでクッション機能を回復させ、痛みをやわらげる効果が期待されます。
注射は症状をやわらげる効果はありますが、対症療法である点は飲み薬と変わりません。炎症が強い時期には適さないケースもあり、継続的なケアとセットで考えることが大切です。
「まず市販薬で様子を見たい」という方も多いですよね。ドラッグストアでもロキソプロフェン配合の飲み薬や湿布は購入できます。ただし、膝の変形に特化した市販薬というものは存在しません。あくまで一時的な痛み緩和が目的です。
市販薬で痛みをやり過ごしながら放置してしまうと、その間にも膝の状態が悪化している可能性があります。症状が長引いたり繰り返したりするようなら、やはり専門家に診てもらうことをおすすめします。
ここが一番大切なお話です。正直にお伝えします。現在の医学において、変形性膝関節症で一度すり減った軟骨を元通りに戻す薬は存在しません。薬はあくまでも痛みや炎症をコントロールするための手段であって、変形の進行を根本から食い止めるものではないのです。
もちろん、痛みを抑えることは生活の質を守るうえでとても重要です。強い痛みがあると動くこと自体が怖くなり、活動量が落ち、筋力が低下し、さらに膝への負担が増えるという悪循環に陥ります。だからこそ、薬で痛みをコントロールしながら、並行して根本的なアプローチを取ることが大切なのです。
薬は「今の痛みと上手に付き合うための道具」であり、根本改善のためには必ずその原因へのアプローチが必要です。この視点を持てるかどうかが、長期的な改善を左右します。
整体師として多くの方の膝を診てきて感じるのは、痛みの原因が必ずしも膝そのものだけにあるとは限らないということです。骨盤のゆがみ・股関節の硬さ・重心バランスの崩れなど、全身のつながりから膝への余分な負担が生まれているケースは非常に多いです。
たとえば、O脚や内股の方は膝の内側に過剰な荷重がかかりやすく、それが軟骨のすり減りを加速させることがあります。また、歩き方や立ち方のクセが膝関節に繰り返しストレスを与えていることもあります。こうした全身のバランスを整えることなく、膝だけに対処し続けても、根本的な改善にはなかなかつながりません。
「なぜ膝が痛くなったのか」という原因を突き止めることが、長く元気な膝を保つための第一歩だと私は考えています。
当院では、膝の痛みでお越しになる方に対して、まず6種類の独自検査で膝への負担がどこから来ているかを丁寧に調べます。最新AIを用いた姿勢解析ソフトも取り入れながら、全身のバランスをチェックしていきます。その結果をもとに、根本原因をわかりやすく説明したうえで施術を進めます。
骨盤・股関節・足首のアライメントを整え、膝にかかる余分な荷重を少しずつ減らしていくことを施術の柱に置いています。また、日常生活での姿勢指導やセルフケアのアドバイスも行うことで、院を離れた時間にも改善が続く仕組みを作っていきます。
「整体は痛そう」「年齢的に強い施術は不安」という方もご安心ください。当院のDRT施術は、乳幼児からご高齢の方まで受けられる、身体に優しいアプローチです。強い力を加えるのではなく、背骨と骨盤を中心に自然治癒力を引き出すことに特化した施術を行っています。
人間の身体には、本来自分で回復しようとする力が備わっています。ただ、長年のクセや姿勢の乱れ、筋肉の緊張などがその力を妨げている状態が続くと、症状が慢性化してしまいます。薬で炎症や痛みを抑えることは、身体が本来の回復力を取り戻す余地を作ることにもつながります。
そこに整体の力を加えることで、単に「痛みがない状態」にとどまらず、「動ける・楽しめる身体」を目指すことができます。「膝が痛くて旅行を諦めていた」「買い物に出かけるのが怖くなっていた」という方が、施術を重ねるにつれて少しずつ行動範囲を広げていく姿は、この仕事をしていて本当にうれしい瞬間のひとつです。
膝の痛みは、じっと我慢していても自然に治ることはほとんどありません。薬でしのぎながらも「このまま一生飲み続けるのかな」と不安に感じているなら、ぜひ一度その根本に目を向けてみてください。
私が大切にしているのは、「痛みを取ることがゴールではない」という考え方です。痛みが取れた先に、あなたがやりたいことを思い切り楽しめるようになること——それが本当のゴールだと思っています。膝の痛みで諦めていたことが、また楽しめるようになる。そんな未来を一緒に目指しましょう。
ひとりで抱え込まずに、気になることがあればどんな小さなことでもいつでもご相談ください。あなたのお越しを、心よりお待ちしています。

