
院長:松苗お気軽にご相談ください!

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今日は、膝の痛みで悩んでいる方に向けて、ぜひ知っておいてほしいことをお話しさせていただきますね。「最近、階段の上り下りがつらくなってきた」「正座ができなくなってきた」——そんなお悩みを抱えてご来院される方が、年々増えています。
変形性膝関節症は、膝の軟骨が少しずつすり減ることで痛みや腫れ、動きの制限が現れる疾患です。50代以降の女性に多く見られますが、男性や若い世代にも決して珍しくありません。「動いたら悪化しそう……でも、このままでいいの?」と迷っている方に、ぜひ最後まで読んでほしい内容です。


膝が痛い方から「どんな運動をすればいいですか?」という質問を本当によく受けます。正しく動けば膝を守ることができますし、逆に間違った運動は確かに症状を悪化させてしまいます。今日はその違いをしっかりお伝えします
ひと昔前は、膝が痛かったら「とにかく安静に」と言われることが多かったです。でも今は医学的な研究が進み、適切な運動を続けることこそが症状改善への近道だという考え方が、世界中の医療現場で主流になっています。
なぜかというと、膝関節は周囲の筋肉によって支えられているからです。筋肉が弱くなれば、それだけ関節への負担が増します。逆に言えば、膝を支える筋肉をしっかり鍛えることで、痛みそのものを和らげることができるのです。「動くのが怖い」という気持ちはよくわかります。でも、ただ休んでいるだけでは筋肉はどんどん弱くなり、症状が悪化しやすくなります。大切なのは「どう動くか」の質です。
膝の痛みに対して運動を行う場合、どの筋肉を鍛えるかが非常に重要になってきます。膝に過剰な負荷をかけずに、膝を安定させる筋肉をしっかり強化することが基本的な考え方です。ここでは特に大切な3つの筋肉グループを順番にご紹介します。
太ももの前面にある大腿四頭筋は、膝関節を安定させる上で最も重要な筋肉のひとつです。この筋肉が弱くなると、歩くたびに膝関節に余計なストレスが集中してしまいます。
椅子に座った状態で片足をゆっくりまっすぐ持ち上げ、5秒間キープしてから降ろす「脚上げ運動(SLR)」がおすすめです。膝を曲げずに行うため関節への負担が少なく、ご高齢の方でも安全に取り組めます。1日10回×2〜3セットを目安に、毎日続けてみてください。
膝の痛みの原因が、実は股関節まわりの筋力低下にあるケースは非常に多いです。中殿筋(お尻の横の筋肉)と内転筋(太ももの内側)が弱くなると、歩くたびに膝が内側に入りやすくなり、軟骨へのダメージが蓄積されます。
横向きに寝て足をゆっくり横に持ち上げる「サイドレイズ」が効果的です。また、足を肩幅程度に開いて浅く膝を曲げる「ミニスクワット」も股関節まわりの筋肉を鍛えるのに有効です。ただし、深く膝を曲げるフルスクワットは膝への負荷が大きいため、最初は浅い角度から始めましょう。
ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、足全体の血行を促進する大切な筋肉です。ここを鍛えることで、膝まわりの血流が改善され、炎症を抑える助けになります。
立った状態でゆっくりかかとを上げ下げする「カーフレイズ」は、膝に直接的な負担をかけずに取り組める運動です。テレビを見ながらでも実践できるため、日常生活の中に取り入れやすいですよ。
「良かれと思って続けていた運動が、実は膝を悪化させていた」というケースは、整体の現場でも本当に多く見られます。正しい運動を選ぶことと同様に、避けるべき動作を事前に知っておくことがとても大切です。
まず、深い角度でのスクワットや正座は、膝関節への圧力が非常に高くなるため要注意です。特に炎症が強い時期には絶対に行わないようにしてください。
「ウォーキングは膝に優しい」と思われがちですが、長時間・長距離の歩行は逆効果になることがあります。「少し疲れたな」と感じる手前でやめることが重要で、痛みが出たら即座に休憩してください。
階段の昇り降りも、実は膝への負担が大きい動作のひとつです。トレーニングとして意図的に繰り返すことは避けましょう。また、痛みが強い日は無理をせず、その日の体の状態に合わせて運動量を柔軟に調整することが基本です。
運動の効果を最大限に引き出し、かつ膝を守るためには、トレーニングの前後のケアが欠かせません。運動前にはウォームアップとして膝まわりを軽く動かし、関節液(滑液)を膝全体に行き渡らせることが大切です。冬の朝など体が冷えているときは特に念入りに行ってください。
運動後に膝まわりが熱を持っていたり、腫れが生じた場合は、アイシングを10〜15分ほどしっかり行いましょう。炎症をそのまま放置すると軟骨へのダメージが進みやすくなります。
ストレッチも毎日の習慣にしてほしいです。太もも前後・ふくらはぎ・股関節まわりをゆっくり伸ばすことで、筋肉の硬さによる膝への負担を大きく減らせます。痛みを感じない範囲で、少しずつ継続することが何よりの近道です。
ここまで具体的な運動をご紹介してきましたが、私が整体師として最も大切にしていることがあります。それは「なぜその膝が痛くなったのか」という根本の原因を見極めることです。
実際に来院される方の中には、膝そのものよりも骨盤の歪みや足のアライメント(配列)の乱れが原因で、膝に余計な負担がかかっているケースが非常に多く見られます。また、体重の増加や反対側の脚の筋力低下が影響していることも少なくありません。
表面的な痛みだけを取り除こうとしても、原因が残ったままでは同じ症状を繰り返してしまいます。「自分の膝はなぜ痛いのか」を知ることが、本当の意味での改善への第一歩です。
膝が痛くて、大好きなことを我慢していませんか?「孫と一緒に公園へ行きたい」「旅行でたくさん歩けるようになりたい」——そんな当たり前の願いを取り戻すために、正しいトレーニングは確実に力になります。
ただ、自己流のまま続けていると、思わぬ方向に進んでしまうことも少なくありません。今日ご紹介した運動はどれも安全性の高いものですが、個人の状態によって適した方法は異なります。「これは自分にも合っているの?」と少しでも疑問を感じたら、そのまま一人で抱え込まないでほしいのです。
当院では初回に6種類の独自検査を行い、あなたの膝の状態や痛みの根本原因をしっかりと分析した上で、あなたに合ったトレーニング方法や生活上のアドバイスをお伝えしています。どんな小さな悩みでも、ぜひ気軽にご相談ください。浦和でお待ちしています。

